タイガーマスクの会
なんか、一過性の流行りモノって感じがして、ついつい天の邪鬼な目で見てしまいがちな自分もいるのだけれど。ランドセルを背負ってものすごく嬉しそうにしている子どもたちの顔を見たら、「こんなふうに心から喜んでいる子たちがいるのは事実なのだ」と思った。
伊達直人さんたちが寄付をする動悸は色々で、中にはもしかしたら「なんか今、はやってるし~」という軽薄なタイプや、「オレね、実は伊達直人なの」と吹聴したいがための人もいるのかもしれないけど、それでも、何もしないで斜に構えている私のような人間よりは人として上等なんだろう。結局のところ、誰かを幸せにしているんだから。
とどのつまり、寄付なんて、お金を出す人の動悸はどうでも良いのだ。必要なものが、誰かにネコババされることなく、必要な人の手元に、ちゃんと届くならば。
ただ、食べものを届けるのだけは賛成できない。身元を明かさない者がいきなり持ち込んだものを食べるなんて、リスクが高すぎるもの。万が一毒でも入っていたら、誰が責任を取るの? 直接手渡すのではなく、施設の前に置いていったケースもあるらしいが、食べものを置いたのが善意の人だったとしても、悪意のある者が後からそれに良からぬ手を加える可能性だってあるんだし。
「あしなが育英会」という組織がある。病気・災害・自殺などで親を亡くした子どもたちや、親が重度後遺障害で働けない家庭の子どもたちを物心両面で支える民間非営利団体。国などからの補助金・助成金は受けず、すべて寄付金で運営していて、寄付の9割以上は個人からのものなのだそう。(「あしなが育英会のおかげで高校に進学することが出来た」という話をよく聞くが、高校授業料が無償化になったのだから、その分の費用で新しい活動にも着手していけるのではないだろうか?)
たとえばこの組織が、「子どもたちにランドセルを届けるタイガーマスクの会」みたいな部門を設けたらどうだろう? 全国の伊達直人さんたちは、寄付金の額の大小を問わず、そこに送金すれば、必要な子どもたちのところにランドセル代を配布してくれる…というような。本当に匿名で寄付したい人もいれば、「俺はこんなにいい人なんだぞ」ってことをアピールしたい人もいるだろうから(笑)、寄付金の送付時は、匿名か記名かを選ぶことが出来るようにしておけばいい。
「ランドセルを1個買うのはきついけど、500円なら寄付できる」という人だっているだろう。そういう人の善意をちゃんと受け取るような仕組みが出来ればいいのになぁ…と思う。昔、いろんなお店に「あゆみの箱」という募金箱が設置してあったが、「虎の穴の箱」みたいなのを設置するコンビニなんかが出てきてもいいかもしれない。
タイガーマスク商品を買うと、利益の一部がランドセル購入資金にまわされる、とかいうシステムでもいい。「タイガーマスクのしましまロールケーキ」なんてどう?「虎の穴推奨プロテインドリンク」とかは?
とにかく、「この流れが今年だけで終わってしまい、来年以降に入学する子は見向きもされない…」なんてことにはなりませんように。
伊達直人さんたちが寄付をする動悸は色々で、中にはもしかしたら「なんか今、はやってるし~」という軽薄なタイプや、「オレね、実は伊達直人なの」と吹聴したいがための人もいるのかもしれないけど、それでも、何もしないで斜に構えている私のような人間よりは人として上等なんだろう。結局のところ、誰かを幸せにしているんだから。
とどのつまり、寄付なんて、お金を出す人の動悸はどうでも良いのだ。必要なものが、誰かにネコババされることなく、必要な人の手元に、ちゃんと届くならば。
ただ、食べものを届けるのだけは賛成できない。身元を明かさない者がいきなり持ち込んだものを食べるなんて、リスクが高すぎるもの。万が一毒でも入っていたら、誰が責任を取るの? 直接手渡すのではなく、施設の前に置いていったケースもあるらしいが、食べものを置いたのが善意の人だったとしても、悪意のある者が後からそれに良からぬ手を加える可能性だってあるんだし。
「あしなが育英会」という組織がある。病気・災害・自殺などで親を亡くした子どもたちや、親が重度後遺障害で働けない家庭の子どもたちを物心両面で支える民間非営利団体。国などからの補助金・助成金は受けず、すべて寄付金で運営していて、寄付の9割以上は個人からのものなのだそう。(「あしなが育英会のおかげで高校に進学することが出来た」という話をよく聞くが、高校授業料が無償化になったのだから、その分の費用で新しい活動にも着手していけるのではないだろうか?)
たとえばこの組織が、「子どもたちにランドセルを届けるタイガーマスクの会」みたいな部門を設けたらどうだろう? 全国の伊達直人さんたちは、寄付金の額の大小を問わず、そこに送金すれば、必要な子どもたちのところにランドセル代を配布してくれる…というような。本当に匿名で寄付したい人もいれば、「俺はこんなにいい人なんだぞ」ってことをアピールしたい人もいるだろうから(笑)、寄付金の送付時は、匿名か記名かを選ぶことが出来るようにしておけばいい。
「ランドセルを1個買うのはきついけど、500円なら寄付できる」という人だっているだろう。そういう人の善意をちゃんと受け取るような仕組みが出来ればいいのになぁ…と思う。昔、いろんなお店に「あゆみの箱」という募金箱が設置してあったが、「虎の穴の箱」みたいなのを設置するコンビニなんかが出てきてもいいかもしれない。
タイガーマスク商品を買うと、利益の一部がランドセル購入資金にまわされる、とかいうシステムでもいい。「タイガーマスクのしましまロールケーキ」なんてどう?「虎の穴推奨プロテインドリンク」とかは?
とにかく、「この流れが今年だけで終わってしまい、来年以降に入学する子は見向きもされない…」なんてことにはなりませんように。
この記事へのコメント
一過性のブームではありませんように。
私もランドセル1個は難しいけど、募金ならできるな。
怪しい宗教団体とかが募金箱もって立つようになって、
あの箱もなくなっちゃったよね。
ランドセルとか文房具を、自分で選んで自分で買ってプレゼントするほうが、現金であげるよりも気持ちがこもりやすいと感じている人もいるのでしょうね。でも、昔みたいに赤と黒しか選択肢がないわけじゃないから、子どもたち本当は自分で好きな色を選びたいだろうな。
でも、世知辛い世の中だから、こういうニュースには癒やされます。
毎日、いやなニュースばかりだったので、久しぶりに「世の中すてたもんじゃない」という気持ちになれました。
たしかに気軽に寄付できるようなシステムがあるといいですよね。
「タイガーマスクの会」の募金箱がコンビニにあったら、きっとおつりを入れると思います。
亀レスでごめんなさいね。うまくログインできずにいました。
日本人は、ねずみ小僧の時代から、匿名の義賊みたいなのが好きだったのかもしれませんね。
月光仮面もいるのかぁ。それはたぶん、年配の方かなー?
昔と違って今はランドセルもカラフルで、子どもたちは自分のお気に入りの色を選ぶのを本当に楽しみにしているみたいなので、せっかくお金を使うなら、“お気に入りを選ぶ楽しみ”もプレゼントしてあげたらもっと良かったのにな…とは思います。
文房具にしても、最近は公立校でも指定や制限があったりするから、本当は現金が一番助かるのだと思います。でも、現金で寄付すると、なんとなく手応えが薄いような気がしちゃうのかもしれませんねぇ。
やっぱり食べ物は難しいですよね。でも、不況だのなんだのと言われる中で、こんなに続々と寄付する人々が登場するのは、やっぱり素晴らしいことなんだと思います。
一過性にならないようにシステム化すること・少額の現金も気軽に寄付できるような募金箱などの設置・できれば子どもたちが好きな色のランドセルや必要な文具を選べるよう、商品券や文具券という形で手渡してあげること…等、希望は色々ありますが、とにかく、こういう動きが始まったことを今は喜ぶべきなんでしょうね。