BBQ

土曜日、ヲットの職場の方々とBBQパーティーを。場所は、某所にある公務員住宅のルーフバルコニー。最初は公園のキャンプ場を借りる予定だったのですが、結局こちらのほうが何かと融通がきいて便利でした。足りない調理器具はちゃちゃっと調達できたし、スーパーやコンビニも近かったし、なにより、ちびっこ達が迷子になる心配がなかったので。
せっかくのお休みの日、朝イチから買い出しのお手伝いをしてくれたのは、若い衆①さん(「巨人の星」の伴宇太タイプ。無口で真面目系)と、若い衆②さん(ちょっと「ルーキーズ」の市原隼人が入ってる感じのニコニコ系さん)の、野球系コンビ。今時の若い人には珍しいくらいピュアで実直な感じの方々でした。
シェフ役は、小学生の頃から長年ボーイスカウトに所属していたという野外料理の達人。炭火の調節から、食材を焼く段取りなど、実にテキパキ。お鍋と炭火だけで、それはそれは上手にローストビーフを焼き上げてくれました。50分ほどかけてじっくり焼き上げ、その後、アルミホイルで包んで30分ほど寝かせ、肉が落ち着いてからスライス。ビストロ顔負けの手作りのソース(赤ワインと生クリームを弱火でじっくり煮詰め、アルコールを飛ばして作る)でいただきました。
唯一の女性スタッフの方は、ベビーシッターとして活躍。初めて顔を合わせる奥さんたちは、最初は少し緊張して遠慮がちだったものの、徐々にリラックスして楽しんでくれたようでした。
ヲットからこの計画を聞かされ、「20人くらい来ると思う」と言われた時は、正直、「本当にそんなに来るの?フタを開けてみたら参加者少なくて、ヲット、軽く凹んだりするんじゃないだろーか?」と、少し心配していた私。だって、あの俺様君の顔を、お休みの日にまで見たいと思う奇特な方々が、そう何人もいるとは思えなかったから。でも、結局、総勢30名くらい参加してくれました。そして私は、ヲットが、参加者1人1人や、その奥さん・お子さんたち全員に声をかけ、気を配っている様子を、「…なんだよやれば出来るんじゃん。…てか、その気配りを、なぜ自分の妻子に向けない!?」と、不思議な気分で眺めておりました。(本人は、そんな妻の思いはつゆほども知らず、4~5歳くらいの小さい女の子にラブレターをもらって、「にょほ~♪若い女の子はいいねぇ…」とはしゃいでいた。)
途中、ヲットともう1人の方が、小さい声で話をしているのに聞き耳を立てていたら、「たまにはこういう機会もいいですね。オレらが普段接しているのって、とんでもない家族が多いから」「そうそう。ああいうぶっ壊れた家族ばかり見ていたら、若いヤツらは家庭持つのが怖くなるんじゃないかと思いますよ。たまには普通の家族を見て、穏やかな空気も味わった方がいい」なんてことを話していました。うちが普通で穏やかな家族かどうかは甚だ疑問が残るところではあるけれど、なるほど、この人たちはそういうことを考えているのねー、と思って聞いていたのでした。
終了後、夕方、義父母宅に寄ったら、義父は、ウナギを食べに連れていってくれるつもりで待ち構えていました(ヲットとずいずいはウナギ好き)。でも、大量の肉でおなかが膨らんだずいずいは「まだおなかいっぱいで何も食べられそうにない…」と言うし、もともと風邪気味だった上、皆に気を使ってエネルギーを使い果たした様子のヲットは寝転んでイビキをかきはじめてしまうし…で、ウナギはまた今度ということに。“週末だし、美味しいものを飲み食いしてゆっくり話をしようモード”になっていた義父のため、私は急きょボジョレー・ヌーボーを買いに走り、義父と2人で乾杯をし、数時間おしゃべりにつきあったのでした。
BBQの時に私が撮影したスナップ写真は、昨夜のうちにプリントして、それぞれの方々宛てに封筒に小分けしました。皆さん、せっかくのお休みの日に参加して盛り上げてくださったので、ささやかながら御礼のつもり。日数がたってしまってからではなく、すぐにお渡しした方がいいと思って。




この記事へのコメント
それとも、組長が知らない間に、とても素敵なダーリンと再婚されたのでしょうか
もし、ここが組長の日記で、ここに書かれているヲットさんが、あのヲットさんなら、
ヲットさんとうまくやっていける方なら、
ずいずいが、「パパってよその人には優しいんだね」と、キツネにつままれたような顔で100回くらい言ってましたよ…。
>ビストロ顔負けの手作りのソース
美味しそうだな~♪
ヲット、よそ様へのサービス精神は旺盛なのね
気配り目配りの出来るヨメ。
初対面のパパの部下の子供達とも、仲良く遊べるムスメ。
ま、眩しい
最後、組ちょの組員への気配り、素敵です。これも眩しいですよ。
ちりんさんもお疲れ様でした。
旦那さんO型ですか?(・ω・;)
だとしたら、この特徴、正解です。w
私は義父への対応が一番に思えました。
生物のオスは、サバイバル能力が高いほうがポイント高いですよねー。ボーイスカウトやっていた人は、身辺自立率が高いし、なんでも率先してテキパキこなす人が多いから、配偶者としては優良物件かもしれませんね。が、ボーイスカウトな世界とは程遠い人とばかり付き合ってきたのよ、私…。きっとももたろうさんもそうでしょう?(笑)
そーなのよー。“気遣い”のためのエネルギーをONタイムにすべて使い果たしていて、家族の前では脱け殻、もしくは屍なんだということが確認できた1日でした。
いやー、ずいずいは、全然他の子とは打ち解けてませんでした。もともとけっこう人見知りをする子なんですが、今回は、うんと小さい子ばかりだったので、余計にどうしていいか分からなかったのかも。ヲットと、「あいつ、まだまだこういう場はダメだよなー」「こなれてないよねー」なんて言い合いながら様子を見ていました。
まぁ、私もヲットも人懐っこい子どもではなかったので、ずいずいがやたらと社交的な子だったら、「よその子なんじゃ?」という疑惑が浮上することでしょう(笑)。ガールスカウトやってることだし、ゆっくりゆっくり、ああいう場にも慣れていけばいいやと思ってます。
スライスというのがはばかられるような、1センチほどもあるような厚さにカットしたやつをいただきましたよ。外はこんがり、中はジューシー(でもレアではない)という絶妙の火加減で、本当に美味しかったの。
焼き上げてからアルミホイルに包んでしばらく休ませている間に、余熱が芯の方にまで伝わって、「生じゃないけど柔らかい」って食感になるんだろうね。
組員じゃないから!(笑) 組長でも姉御でもないから! おそらく、あの場にいた人間の中で、私が一番皆に気を使っていたもん!ほんとだもん!
いやでも、後半は、組員(違)が、飲み物や食べ物を運んでくれました。ラスト付近では、もうどっかり座って食べてました(笑)。
集合時間より1時間以上早く来てスタンバってた独身者もいて、「せっかくの休み、デートとか、デートとか、デートとかしなくていーのか?」とも思いましたが(笑)
でも、皆、リラックスした感じで楽しんでくれてたみたいで(奥さんたちも含め)良かったです。「次は豚汁会だ!」と早くも次回の希望が出ていました。でも、誰が作るんだろう?
いや、彼はB型なんです。典型的な俺様くん。B型の本を読むと、ヲットの生態そのものが書いてあって笑えます。自分勝手とか、自分勝手とか、自分勝手とか~~(笑)。
ちなみにワタクシは良識の固まり・A型です。なのに、付き合ってきた男性はほとんどB型なんですよ。…どんな罰ゲームなんでしょーか?