入団式

日曜日、ガールスカウトのクリスマス会がありました。
団長さんや副団長さんを始め、団の全員が揃っていました。そして、クリスマス会の開会の前に、皆が見守ってくれる中、ずいずいの入団式をしたのです。
まずは、ブラウニー部門のスカウトたちが、ずいずいと一緒に輪になって、『ブラウニー物語の歌』を歌いながら踊ってくれました。同じ名前の物語を題材にして作られた歌です。
物語に登場する“ブラウニー”とは、家の人が知らない間にやってきて、こっそりとお手伝いをしてくれる心優しい小人のこと。お手伝いを全然しないで騒いだり散らかしたりしてばかりの子どもたちに、お母さんが、「こんな時、ブラウニーがいてくれたらねぇ…」と言うのです。子どもたちは、森のフクロウおばさんに、どこに行けばブラウニーに会えるのかと尋ねます。するとフクロウおばさんは、「森の池に行ってごらん。そして、身体をひねってぐるりとまわった後、池の中をそっと覗いてみてごらん…」と教えてくれました。
教わった通りにやってみても、ブラウニーの姿は見えません。自分の顔が見えるだけです。…最初はとまどった子どもたちですが、やがて、フクロウおばさんが言いたかったことを悟ります。そして、次の日から、その子たちのおうちには、色々とお手伝いをしてくれる“ブラウニー”がやってくるようになり、お父さんもお母さんも大喜びしました……というお話。
池に見立てた丸い輪の周りを、ずいずいとブラウニーの子たちが、「♪からだをひねってグルリとまわるから 私に小人を見せてね。 タンタタタン 水の中をのぞいてみたら、 わ・た・し・が 見えました~♪」と踊りながら歌います。歌い終えると、リーダーがずいずいに、「水の中に何が見えましたか?」と訊き、ずいずいが「…わたしが見えました」と答えました。
その後、ブラウニーのリーダーが、ずいずいに、チーフ(スカーフ)と、ガールスカウト世界連盟のピンと、日本連盟のピンを付けてくれました。これで正式にスカウトの仲間になることができるのです。それから、ずいずいは1人で、ガールスカウト日本連盟の旗を左手に持ち、右手でスカウトのサインをしながら、「約束」と「掟」の言葉を暗唱して、旗の前で入団の誓いを立てました。
100人近い人々の前で、ガチガチに緊張していたずいずい。でも、間違えたり度忘れしたりすることなく、きちんと唱えることが出来ました。
日本連盟のピンは上下さかさまに付けられており、「今日おうちに帰ったら、良いことを1つしてください。それが出来たら、お母さんに、上下正しい位置にピンを付け直してもらってください」という指示が。ブラウニーとしての、最初の“お仕事”が果たせた時、ピンも正式な付け方になるのです。
その後は、クリスマス会。ずいずい達の合唱の他、色々なグループが、合奏・ダンス・寸劇などを披露したり、皆でゲームをしたり。リーダー(成人)やレンジャー(高校生)たちのリードが上手で、テンダーフット(幼稚園)やブラウニー(小学1~3年生)の小さい子たちもとても楽しんでいました。
それから、グループに別れて、ケーキ作り。コンテスト形式になっていて、仕上がりの美しさだけではなく、きちんと皆で役割分担し、協力しあって作ることが出来たかどうか…も審査の対象になります。この頃にはもう、すっかりリラックスした表情になったずいずい。“ゲージツ”と“嫌がらせ”紙一重……というようなデコレーションをしていました(笑)。入賞こそしなかったけれど、ケーキ作りはとても楽しかった様子。その後、みんなでお昼の食事。サンドウィッチ・鶏のから揚げ・プチトマト・大先輩のスカウトの方が毎年送ってくださるという林檎などをいただきました。もちろんケーキも。プレゼント交換では、シニア(中学生)のお姉さんからの、タオルとマグネットとお菓子のセットをもらって、嬉しそうな顔をしていました。
スカウトの活動にはまだ5回しか参加していないずいずいですが、その間に目に見えて変化がありました。「言葉を交わしたことがない大人にも、必要があれば、きちんと自分から声をかけて、質問したりお願いしたりすることができる」「会ったばかりの仲間にも話しかけて、ぎこちないながらも、仲間に加わることができる」ようになってきたのです。超人見知り&ビビリ屋のずいずいにとっては、大きな変化です。
兄弟姉妹もいないし、遠くの学校に通っているので近所のお友だちもいないずいずい。週末や長期のお休みはいつも、大人たちと過ごすしかなかったずいずいですが、これからは、学校以外にも居場所が出来ました。とりあえず、頑張りすぎなくていいから、ガールスカウトという場所や時間を楽しんでくれたらいいな…と思います。







この記事へのコメント
大人でも難しいことを、ほんの数回の参加で変化を見せるずいずいちゃん、すごいね。
楽しい思い出がたくさん出来ますように。
ずいずいは、こうやって、学校でもガールスカウトでも制服を着続けるんだね。ちびっちゃい女の子が制服を着て集ってるのって、マドレーヌちゃんの絵本や小公女のお話の一場面みたいで可愛い。
ありがとう。週末も、夏休みや冬休みも、ずーっと、大人たちの中で過ごすしかない子だったからねー。ヴァイオリンも個人レッスンだし。兄弟姉妹のいる子や地元にお友達のいる子たちに比べると、圧倒的に経験値が足りなくて頼りないところがあるような気がしていたの。
「年上の子や同年代の子がやっていることに憧れて、自分も頑張ってみる」とか、「トラブルが発生しても、凹んだり怒ったりするだけじゃなくて、それを解決する方法や心の強さを身につけている」とかいう方向に作用してくれるといいなぁ…と思ってるところです。
そうだねぇ、制服着てる時間が多い子だよねー。
マドレーヌちゃんの世界は私も大好き。マドレーヌちゃんがヴァイオリンを持ってるイラストの文具があるんだけど、あれを見るとついつい買ってしまいます。ずいずいにもあんなふうに、“チビだけど勇敢”な子になってほしいなぁ…。でも、超ビビリ~だから無理だろうなぁ…。
“寄宿舎”というか、寄宿舎に代表されるような世界観って、ある時期、妙に憧れの対象になったりしますよね? その中で繰り広げられるお話は、けっこう陰湿なものが多いんだけど(笑)。