日本の校舎はかっこよくない

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 外国を旅行したり、外国の映画を見たりしていて、日本が諸外国に負けてるよなーと思うことのひとつに、校舎のクオリティがある。なんていうんだろう、“文化の匂い”が漂っていない無機質な感じの校舎があまりにも多いのだ。「勉強は、教える人の熱意と技量、学ぶ人の意欲が大事。容れ物は関係ない」という意見もあるだろうが、子どもというのは、五感六感すべてを使って色々なものを吸収して生きている。文学でも音楽でも建築物でも、よいものに触れて育った場合とそうでない場合とでは、絶対に違いが出てくるはずだと私は思っている。


 日本にも、わずかだけれど、見るべき校舎はある。


 写真は、東京にある「自由学園」( http://www.jiyu.ac.jp/ ) の校舎。緑あふれる広大なキャンパスに、美しい木造の校舎が点在している。

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 これは、東京都歴史的建造物に指定されている初等部の食堂。初等部から中等部に向かうには、“森の中の小道”のような場所を通り抜けていくのだが、季節によって、ドングリ・桑の実・木苺・栗などが落ちている。桜・新緑・紅葉・雪、どの季節の風景もすばらしい。



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 これは、学園設立当初に使われていた校舎で、今は記念ホールとしてコンサートや展覧会、卒業生の結婚式などに使われている「明日館(みょうにちかん)」。( http://www.jiyu.jp/ ) 20世紀の建築界を代表する巨匠、フランク・ロイド・ライトの設計によるもので、重要文化財に指定されている。







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 これは、茨城県にある「リリーベール小学校」( http://www.lilyvale.ed.jp/ )。開校してからまだ4年くらいしかたっていないから、きれいで新しい建物は、なんだかちょっと作り物っぽくて、ディズニーランドみたい。でも、何年かたつうちに、風情のある素敵な建物になっていきそうだ。



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 きわめつけはコレ! 私は勝手に「ハリー・ポッターの食堂」と呼んでいる。もう一度子どもをやれるなら、こんな食堂のある小学校に通ってみたい。



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 “センス”は、本人がにわか勉強をして身につくものではなく、長年良いものに触れて生活していくうちに、体内に少しずつ蓄積されていく“何か”であるように思う。日本の町並みが全然美しくないのは、大半の子どもたちが美しくない校舎で勉強していることにも一因があるような気がする。

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  それにしても、「リリーベール小学校」って、インパクトある校名ですね。どんな校歌なんだろう?

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この記事へのコメント

kay
2008年07月16日 10:43
広い敷地内に校舎が点在してるのって素敵ですよね。グレーのなんの変哲もない校舎だと、なんとなく気分が沈むというか・・・そこにいるだけでうきうきしてくるような校舎っていいなぁ。

私は、小中高と公立だったので、コンクリート造の普通の校舎でした。住宅開発がそれほど進んでなかったので、周辺には畑やら草原がたくさんありましたが。高校はすぐそばに牧場があって、天気のいい日は草を食んでたし・・・。
短大も中心部から少し離れた場所にあり、中等部と高等部も併設されていましたが、コンクリート造の校舎が何棟かつながってただけ。
でも、敷地内に「かぼちゃ館(だったかな?)」と呼ばれる洋館が建っていて、ちょっと素敵でした。これは、開学当初は先生達の家として使われていたはずです。2階部分の壁の色が黄色、屋根が緑なので「かぼちゃ」なんでしょうね。今は学校の資料館になっています。

札幌にもうきうきするような校舎ってあるんだろうか・・・。
さち
2008年07月16日 11:55
「かぼちゃ館」、ネットで検索したらすぐに分かりました。辛子色の外壁と、濃緑の屋根。確かにかぼちゃだ…。学校創立当初、先生方(女性宣教師さんたち)のおすまいだったのですね。中にはアンティークな家具と、当時の先生がわざわざアメリカから自費で取り寄せたという古いオルガンがあるのだと書いてありました。http://www.city.sapporo.jp/shimin/bunkazai/bunkazai/syousai/s_hokusei.html で、内装も見ることができましたよ。本当に素敵な建物ですね。
2020年03月31日 13:32
校歌は少し英語の歌詞が含まれています